保険加入に関する私のスタンス

労働保険とは、労災保険と雇用保険
社会保険とは、健康保険と厚生年金

法律はともかく、実際はなかなかきちんと加入できていない会社が多いですね。

社会保険労務士は、法律に則ってきちんと加入していただけるように指導していかなければいけませんし、私もそのように努めています。

というだけの話しでは、きれいごとになってしまいますね。そのようにできれば、理想ではありますし、目標ですが。

私のスタンスとしては、まずは労働保険は最優先に加入しましょうとお話ししています。というより、絶対加入するべきと言います。すぐにでも。

その理由としては、

  • 費用がそんなには高くない。社会保険料と比べてもひとケタ違う。
  • 加入していなくて、何かあった時のリスクがあまりにも高い。労災事故、退職時の従業員からの離職票、雇用保険の請求等のトラブルなど...

事業を行っていて、そして従業員を使用する限り、労働保険料も高くて払えませんとか、加入する気がありません、と社長がおっしゃるのは、あまりに身勝手ですし、人を使う資格はないと思っています。

社会保険に関しても、そうなのかもしれませんが、「従業員のためにも、ぜひ加入したいので。」と言われ、保険料を見積もってお見せしたところ、顔が青ざめた社長、腰を抜かすぐらい驚いた社長、倒れそうになった社長の数々を見続けてしまった私としては、あまり強気になれなくてすみません。

社会保険料の負担に苦しみ続け、倒産、そして全従業員解雇もありまして。

指導はきちんとしていますので...。義務もリスクも言っていますので...。